昔、ヒンズークシュの谷にはイスラム教徒にとって異教徒(カフィール)が住んでいた。100年くらい前にアフガニスタン王にイスラム教への強制改宗を迫られた。その時、パキスタン側の谷に住んでいて、独自の文化を残したカフィールの生き残りを「カラーシャ」と呼ぶ・・・らしい。 カラーシャはその後、パキスタン政府によってイスラムへの改宗を迫られたこともあったが、最近は少数族として保護されるようになった。現在はブンブレッド・ルンブール・ビリールの3つの谷に3000人が暮らしている。 カラーシャに関しては、いろいろ書きたいことがあるが、その歴史や習慣など、まだ不明なことが多い。この地にあって、彼らが独自の文化を守り通したことは奇跡に近い。アフガニスタンとは山ひとつ。タリバンが暗躍する地でもある。現在はひと時の平和な生活を享受している。
by kakitarokfs
| 2011-06-04 21:54
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